2012年に2人の友達から連絡が来て、内容は”フィッシュに乗りたいからフィッシュを作ってくれないか?”と言う連絡でした。ですがその当時、自分はフィッシュに乗った事がなく、興味も無かったのでお断りしたら、なんと2人の友達が揃って”クマの作ったフィッシュに乗りたいから作って”と熱い御言葉を頂き、そこまで言われたら断る事は出来ません。フィッシュを作る決意をしました!

まず初めて作ったフィッシュボードはレトロな感じの、デッキ面にVeeコンケーブの入ったボリュームが物凄く有る板で、セットしていたフィンもキールフィンと言ってベース部が広く大きなフィンを着けていました。

スピードは物凄く速いのですが、縦のターンがしづらかったので、まずデッキ面のVeeコンケーブを無くし、胸ね辺りはフラットですが、レールはショートボードの様なレールに変更しボリュームを減らして、更にテールを細く変更しました。この変更でターンはかなりし易くなりましたが、有るオーストラリアのお客さんから、”センターコンケーブをシングルにしたらもっと良くなるんじゃないか?”(元はノーズからテールまでVeeコンケーブでした)と言われたので、素直に言われた通りにボトムコンケーブを変更、そうしたら なんとより速くターンもやり易くなりました!(車で例えると、ターボからツインターボみたいな感覚でした。) 流石オージーのオッチャンサーファー、板の事を良く知っています。もっとパフォーマンスショートボードに近いフィーリングにしたかったので、キールフィンからモダンツインフィンにフィンを変更し、更にテールのレールを薄くして、ターンもし易く物凄いスピードの速いKUMAフィッシュが遂に完成しました!